アンジュール ある犬の物語
何年か前にこの絵本と出会い衝撃をうけました。子供から大人まで見れる絵本です。
内容をちょこっと紹介します。しってる人もいるかも知れませんが…。
アンジュール 作者はガブリエル.バンサン
文字が一切ない絵本で、鉛筆でデッサンされた犬の姿態と表情でつづられています。
冒頭いきなり車から犬が投げ捨てられるシーンから始まります。
懸命に追いかける犬の緊張感が酷いくらい迫真です。
そのあと彷徨い、もとめ、あきらめ、佇み、野良犬になったその日の長いさすらいをたどっていく。
途方にくれ、空に向い吠える。さらに彷徨い、絵本のエンディングにむかいます。
人間の内深いなにかを確実に揺さぶられました。言葉ではなく、目に見えないものを感じる絵本だと思います。機会があったら見てみて下さい。私はお薦めします!
by asano_hayato | 2009-01-05 19:36 | お話